ポケモンGOプレイヤー「みんな外に出たかった。」


th3_proxy-1

「暑いねー」

と、声をかけると、

「はい、暑いです。今日は駅まで40分歩いたので」

と、アシスタントのK君。彼は歩くのは好きそうに見えないコアの任天堂ゲーマーなので、「え?そう」と驚くと、

「ポケモンのゲームが出たんです。歩くと、ポケモンが捕まえられるんです。日本ではまだ出ていないから、津山さんがプレイしてツイッターしたら、大変なことになりますよ」

と額に汗して言う。

7月8日、多くのポケモンファンが待ち焦がれていた「ポケモンGO」の存在を知った瞬間だった。その晩にダウンロード。しかし、その後しばらく忘れていた。

プレイを始めたのは、13日、米大統領選挙のルポのため、中西部のカンザス州ウィチタ(人口約39万人)に到着した晩だ。同行しているフォトグラファーのモーガンは、プレイステーションのコアゲーマーだが、ポケモンGOのことを知らなかった。繁華街のバーで「えー、知らないの?」と話をした途端、彼は血相を変えて、即ダウンロードした。

バーを出て、二人でポケモン探しを始めると、ダウンタウンを歩いている若者がみなスマホを覗き込んで、プレイしていることに、初めて気がついた。

実は、ゲームは苦手だ。10年ほど前、一番簡単だと紹介された任天堂のハローキティに挑戦し、リモコンの操作が分からず、キティが3回続けて死んだ。ところが、ポケモンGOではゲーマーではないのに、順調に進んでいるに気を良くして、モーガンにこう宣言した。

「1日に30分歩けば、10日間でポケモン250は軽い」

しかし、それは甘かった。ポケモン出現の頻度が場所によって異なるからだ。人がたくさんいれば、ポケモンもいると思ったが、翌日訪れたケンタッキー州ルイビル(人口76万人)では、ダウンタウンを歩いてもほとんど収穫はなかった。しかし、プレイしている人は他の都市と変わらずたくさんいた。

ところが、同日晩に訪れたイリノイ州オファロン(人口2万8000人)では、再びスポットを見つけた。線路の上に集まっていた2ダースほどの若者に聞くと、真っ赤に塗られた昔の汽車の車掌車、古い銀行ビル、図書館の3つの歴史的な場所が作る三角形の中心が、線路上で、スポットになっているという。彼らに話しかけているわずか10分ほどの間に、

あ、タウルスが現れた。ちょっと今は話しかけないで!

イーヴィーもこっちにいるぞ

と、わずか20メートルほどの線路上を若者が行ったり来たりしているのだ。

実は、イーヴィーは、私はすでに3匹ぐらい捕まえていた。なぜイーヴィーがそんなに嬉しいのか分からなかったが、複数の都市でプレイしている人は少ないから、その土地で現れる限られたポケモンのうち、可愛いのが嬉しいのだろうと思った。

そのオファロンで、ジグリーパフというポケモンが、孵化器に入れていた卵から孵った時は感動だった。

「あ、すごい可愛い」

と道端で声を上げると、近くにいた若者が集まってきた。

「ジグリーパフだ!あり得なーい!」「羨ましい!」「嘘だろ」

と声が上がった。

結局、カンザス州ウィチタでプレイを始めてから9都市、同じ光景に出会った。ダウンタウンに行くと、若者だけでなく、家族連れ、グループが集まって、プレイをしている。

単に外出する理由があるのが嬉しい

今まで友達と時間を潰すのに、バーに行ったりしてお金がかかっていた。ポケモンGOは、お金をかけずに友達に会える

「1時間で4、5人の友達ができる。人に出会ったり、話をしたりすることができるようになった」

と、プレイヤーの笑みは、ポケモンGOの凄さを物語る。

ポケモンGOをプレイしていると、すぐに会話が始まるため、すでに数十人に感想を聞いたが、異口同音に聞くのは、「外出するきっかけになった」ということだ。米国人は、オープンで社交的だと思っていたが、にもかかわらず、そんなにも外出したがっていたのか、とびっくりした。

ポケモンGOプレーヤーは、7歳から71歳の人まで出会った。皆、笑みを浮かべて、連れ合いと会話しながらプレイしている。こんなゲームがかつてあっただろうか。
全文を読む

みんなの反応
まちづくりや観光にも活かせそう
これからマリオGOとかドラクエGOとかAKBGOとか出んのかな
ゲーマーじゃない人の感想。
ある意味任天堂ゲームらしい受け取られ方だね。

ホットですなー!








コメント

  1. 1: みんなのポケモンマスター 2016/07/18 21:17:08 ID:f2615c69b

    水生ポケモンが池にいたら皆どうするんだろうと井之頭公園でふと思う。

  2. 2: みんなのポケモンマスター 2016/07/18 21:39:05 ID:f2615c69b

    鯖落ちネタよろしく